バッテリー移設

アコードに限らずFF車は相当フロントヘビーです。お陰でフロントタイヤやブレーキにかかる負担は大きいですし、なにより回頭性に影響を与えます。コレを解決するには、FRPやカーボンなどの軽量ボンネットへの交換、エアコン・パワステ撤去などが有効ですが、 ボンネットは10万ほどコストがかかりますし、エアコン・パワステ撤去はさすがにふんぎりがつきません。
そこでお手軽、欠点もあまりなし、しかもお金もかからないバッテリーのトランクへの移設を行うことにしました。
これで単純にフロントから17kg近い重量物をなくすことができますし、移設するバッテリーを小型のものにすれば、クルマ全体での軽量化も行えます。(約8kgの軽量化)

お約束ですが、この文章をもとに作業を実行する場合は、自己責任で実施してください。当方ではコレに関係するいかなる責任も負うことはできません。


1.準備

準備物
+用ケーブル(22スケア・4ゲージ以上)5m
−用ケーブル(8スケア・8ゲージ以上)適宜
移設用バッテリー(40以上の容量のもの)
バッテリーターミナル
バッテリー固定用L字ステー
リベッター
電気ドリル
絶縁テープ、タイラップ、コルゲートチューブその他

まず移設用のバッテリーですが、ノーマルのものをそのまま使用しても良いですが、軽量化をかねてサイズの小さいものを選ぶことにしました。最初はレース用のドライバッテリー(5kg)にしようと思ってたのですが、いかんせん価格が3万円弱と非常に高価。そこで軽自動車用の小容量バッテリーにしました。ちょうどホームセンターの安売りで1980円だったので即Getしました。ちなみにサイズは40B24L。ノーマルが57Bであることを考えると少々容量が少ない気もしますが、たとえダメになっても安いので買い替えが効きますし、なにより8kgの軽量化は魅力です。(エンジンを止めてオーディオでも聞いたりしない限り、通常の使用では充分です。たぶん^^;)

次にケーブル。
最初は8スケアのケーブルを日本橋で購入してたのですが、さすがにこの太さで+用ケーブルにするのはちょっと不安だったので、 近くのオーディオ専門ショップで22スケアのケーブルを購入しました。メーターあたり800円で5m。
結局22スケアを+用に、最初に買った8スケアをアース(−)用にしました。


2.ケーブル配線

まず、エンジンルームから車内へケーブルを引き込みます。方法はバルクヘッドのサービスホールから引き込むほうが一般的ですが、私はフェンダー内を通す方法をとりました。

とりあえず運転席側のタイヤを外し、インナーフェンダーを外します。これはクリップで止まっているだけなので、割らないように慎重に外していけばすぐ取れます。次にエアクリ横の穴からフェンダー内へ通し、運転席足元(アクセルペダルの右上あたり)へ通します。下記の写真を参考にしてください。

エアクリ横の穴から出して フェンダー前部から引き出す。 運転席側ウィンカー裏の穴から 室内アクセルペダル横から引き出す。

室内へ引き込んでしまえば、あとはトランクまでそのまま配線するだけです。
私の場合はカーペットもリアシートもありませんので(ぉぃ 簡単でしたが、普通のクルマ(?)の場合は一度リアシートを外したほうが作業しやすいでしょう。

ところでアース線(-)ですが、私は一応+側ケーブルと同じようにエンジンルームから直接バッテリーまでひくことにしました。通常アースはトランク内でボディーに落としておけば問題は無いんですが、まぁアーシングなんてモノも流行ってますし、ケーブルも余ってたので一応。

ノーマルバッテリのターミナルの処理ですが、私はいつでもノーマルに戻せるように、ターミナルは残したままにしてあります。
まず、ノーマルターミナルに圧着した端子でケーブルを接続しビニールテープで完全に絶縁します。その後、念のため100円ショップで購入した小さなプラスチックケースに入れた後、タイラップで動かないようにボディに固定しました。
くれぐれも金属部分がボディーと接触しないように、厳重に絶縁してください。最悪、車両火災になること間違いなしです。

右の写真では、水色の箱の中にターミナル部分が入っています。
ちょっとわかりづらいですが、写真をクリックして拡大図を参照してください。


3.バッテリ設置・接続

さてバッテリの設置場所ですが、これは結構悩みました。
水平で平らな場所かつ穴の空けやすいトコロといえば、パンタジャッキ横などになるのですが、これだとオーバーハング上(タイヤより後ろ)になり、重心的にはあまりよくありません。やはり原則はホイールベース内(タイヤの中心軸より前)です。

ということで、できる限り前に持ってきて結局タイヤハウス横にしました。これでも厳密にはホイールベース外になってしまうのですが、だいぶんましでしょう。しかもここは、結構傾斜がついてたり、鉄板に凹凸があったりと、なかなか設置しにくい場所ではあります。

次にバッテリー固定ですが、これにはL字ステーを使いました。
バッテリーのサイズに合わせステーの位置決めを行い、電気ドリルでステー・ボディー共に穴を開け(;_;)リベッターでしっかり固定します。
この場所はちょうど鉄板の接合部で2重になっていて穴あけには苦労しましたが、まぁリベット補強と考えれば一石二鳥でちょうど良いです。(ほんまかぁ?)

写真では見えませんがステーは手前・左・右の3方向に設置しています。これは、バッテリー固定時にノーマルバッテリーを固定していた棒状のステーを使用するためです。

ステーが固定できればバッテリーを設置しますが、このとき上記のノーマルバッテリーを固定していたステーできっちり固定してください。
また、バッテリーの下に詰め物などをしてできるだけバッテリーが水平になるように気をつけてください。バッテリー液がクルマの振動などでこぼれると大変危険です。

最後に配線をもう一度チェックしてショートしていないかを確実に確認後、バッテリーに接続します。順番はもちろん、+側->−側です。
そしてセルをまわしてエンジンがかかれば成功です。セルのまわりが弱い場合は、アースの増強をやってみてください。

何度も書きますが、くれぐれもショートだけには注意しましょう!


4.インプレ

まずセルのかかり具合ですが、最初すごく動きが弱弱しかったです。そこでバッテリ付近のボディとテールランプ下のアースポイントにアースを追加したところ、だいぶん改善されました。やはり8スケアのケーブル1本では容量が足りないようです。そのうち、もっとアースを追加してみようと思います。

エンジンがかかってしまえば、あとは通常と全く変わりないです。しばらくエアコン全開・オーディオ全開・ライトオンで走り回ってみましたが、特に問題もなく、再始動などもきちんとできました。 このへんはしばらく様子を見てみようと思います。

そして肝心の回頭性ですが、これは凄く改善されました。そら17kgもの重量物がそっくりフロントからなくなったのですから、効果はでかいです。頭の入りがクイックというか軽いというか、そういった感じです。10万も出してボンネット変えるならまずコレです!両方やったらさぞやすごいでしょうな。。。
近々サーキットに走りに行く予定ですので、そのときまたインプレを追加したいと思います。


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